日本話し方センター社長・横田章剛のブログ

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2024年2月24日自分から人に話しかけるためのトレーニング方法とは?

 

私たちの話し方教室の受講生が改善したいと思っていることの一つに、人に話しかけるのが苦手だし会議でも自分からは発言できない、ということがあります。

私も自分から人に話しかけることは苦手な方なので、このような方々の気持ちは痛いほどわかります。

しかし、最近は以前よりも人に話しかけることへのストレスが少なくなっています。

そこで、今回は、日常で人に気軽に話しかけたり話したりするための方法を述べたいと思います。


★人に話しかけられないのはあなただけではない


気軽に人に話しかけることができない、少人数や1対1で話す場合でも緊張してしまう、言葉が出なくて気まずい思いをする、という人は私の周りにもたくさんいます。

私たちの話し方教室でも、教室がスタートして間もない頃は、休憩時間などほぼ全員が黙ったままです。

こうした場面で話ができないのは、話し方のテクニックの問題ではなく、話しかける勇気が出ない、ということが大きな要因です。

顔見知りの人とエレベータを待っている間など「今日は一段と寒いですね。明日は雨も降るようですよ」と当たり障りのない天気の話なら、やろうと思えばできるでしょう。

でも、実際には顔見知り程度なら自分から話しかけることはしません。

それは、積極的に話す、という気持ちがどうしても持てないからです。

話すことに積極的になるためには、自分から話しかけよう、と思うような行動を習慣にして継続することをお勧めします。

それらは、決して難しいことではなく、少しの勇気を出せばできるものです。

その行動とは次の2つです。

 

★大きな声で挨拶をする


1つ目は、大きな声で挨拶をすることです。

顔見知りの人と出会った時に、少しだけ気恥ずかしさを我慢して挨拶をしてみましょう。

相手の顔を見て、相手に聞こえるように「おはよう!」「こんにちは!」「お疲れさま!」と言うようにしてみてください。

朝、起きてから家族にするのもよいでしょうし、出社して職場の人にするのもよいでしょう。

また、コンビニで商品を受け取った時、店員さんの顔を見て「ありがとう!」と言うのもいいでしょう。

どれも最初に行う時はかなり勇気が要りますし、挨拶しても相手から返事が返ってこなくてガッカリするかも知れません。

でも、「それでもいい」と割り切って思い切ってまずやってみてください。

そして、それを1週間でいいので続けてください。

1週間後には挨拶をすることにかなり抵抗感がなくなっているはずです。

その分、人に話しかけることへの心理的ハードルも下がっているはずです。


★はっきりとした声で返事をする


2つ目は、名前を呼ばれたり返事を求められたりした場合に、「はい!」とはっきりと返事をすることです。

病院で名前を呼ばれたり、会議で「ではこれで宜しいですか?」と議長が出席者に問いかけた時などに「はい!」と返事をしてみましょう。

残念なことに、これらのタイミングで「はい!」と返事をする人はほとんどいないので、最初はかなり気恥ずかしいと思います。

しかし、これも少し我慢して習慣化すれば、人に話しかけるハードルを下げることができます。

上に述べたことは、日本話し方センターのベーシックコースの受講生の多くが、実際に実行していることです。

そして、その結果、「積極性が持てた」と実感しているものです。

また、私自身も、過去にこのことを実行して話すことに積極的になれた経験があります。

ぜひ人と楽しく話がしたい、と思われている方は実行してみてください。

 

★積極的に話す場に身を置いてみませんか?


日本話し方センターの話し方教室では、受講生が教室の前に立って2分間のスピーチを行っています。

これを続けていくうちに、「話すことやそれ以外のことにも積極的になれた!」という人が数多くおられます。

今回ご紹介した挨拶や返事は、自分だけでやろうとしてもなかなかできないかも知れません。

そういう方はぜひ積極的に話す場に参加してはいかがでしょうか。

同じようなお悩みを持たれている方と一緒にご自身を変えたい、と思われている方は、ぜひ私たちの話し方教室をご受講ください!
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